日本で一番親しまれていると言われるゴーダチーズ。どんな特徴があるの?

チーズを知る

ゴーダチーズはマイルドな味わいと相まって、日本でも親しまれているチーズです。日本人の嗜好にもっともあっているとも言われており、さまざまな料理に用いられています。

今回は、そんなゴーダチーズの特徴、歴史、ゴーダチーズを使った料理などをご紹介したいと思います‼︎

目次
1.ゴーダチーズの特徴
2.ゴーダチーズの持つ歴史と文化
3.ゴーダチーズの美味しい召し上がり方
4.まとめ

 

1.ゴーダチーズの特徴

ゴーダチーズはオランダを代表するチーズです。チーズの種類としてはセミハードタイプに分類されており、しっかりとした食感を楽しむことができます。熟成の若いものはクリーミーでありながらさっぱりと味わうことができます。熟成が進むにつれてアミノ酸に由来する旨味が増し、コクのある味わいと芳醇な香りを楽しむことができます。

日本でも近所のスーパーなどに売られているほど身近なチーズで、加熱によってよく溶けるため、料理によく用いられます。

2.ゴーダチーズの持つ歴史と文化

ゴーダチーズはオランダの南部にある「ゴーダ」という街に由来していますが、オランダでの歴史は紀元前まで遡ると言われています。なんと紀元前200年ほど前に利用されていたとされるチーズ製造用の土器が発見されたためです。

オランダでは沼地が現在の国土のおよそ1/3を占めています。開拓が始まった12〜13世紀当初は小麦などの穀物を育てていたものの、地盤沈下が進むにつれて酪農への大規模転換が行われ、本格的な酪農製品の生産が始まりました。

現在にも続くオランダのアルクマールのチーズ市には、正式にチーズの取引が定められる1500年後半よりもおよそ200年も早い1300年代には軽量所が設けられていたと言われており、オランダでチーズがいかに親しまれていたかがわかります。

1692年鎖国中に、徳川綱吉にオランダ産のゴーダとエダム(ゴーダ同様オランダ産のチーズの名称)が献上されたという記録があり、日本で最初に食べられたチーズはオランダ産だったとも言われています。

現代でもチーズの生産はオランダの主要な産業で、年間生産量は九州と同等程度の土地面積しか持たないにも関わらず世界で5位というデータがあります。

アルクマールのチーズ市

アルクマールのチーズ市の様子

 

3.ゴーダチーズの美味しい召し上がり方

 I.サンドイッチ

癖がなく、コクのあるチーズですので、大きく加工をせずにサンドイッチなどに挟むだけでも美味しく味わうことができます。また熱を加えるとよく溶けるチーズですので、トーストやグラタンに利用しても美味しく召し上がることができます。

 II.おつまみに

ナッツなどを添えておつまみとして食べる

そのまま一口大にカットして爪楊枝などにさすことで簡単なおつまみとして食べることもできます。セミハードタイプのチーズは幅広いワインと組み合わせても美味しく召し上がることができます。

 

4.まとめ

ゴーダチーズは、そのまま食べてもマイルドな風味としっかりとした食感を楽しめる上に、料理への利用も幅広く行える万能なチーズといえます。現在の日本で広く親しまれているゴーダチーズを是非さまざまな形で美味しく召し上がってください!

 

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