札幌の老舗チーズフォンデュ専門店。-ステーキ&チーズフォンデュ「ケルン」芳村宏さん-

チーズを知る

地下鉄すすきの駅から徒歩2分。札幌東急REIホテルのレストランプラザにケルンはあります。ケルンは創業40年以上のチーズフォンデュ専門店です。
スイスの山小屋を意識したこだわりの外観と内観。
女性スタッフはスイスの伝統衣装に似せた制服を着ていて、本場スイスの雰囲気を味わうことができます。
今回は店長の芳村宏さんにお話をうかがってきました。

山小屋をイメージしたおしゃれな店内

Q.提供されているチーズフォンデュについて詳しくお聞きしたいのですが、チーズフォンデュだけでも複数の種類があるのでしょうか?

はい。5種類のチーズフォンデュを提供しています。
スイス産が3種類、北海道産のもの、あとは北海道産のブルーチーズになります。

Q.それぞれ特徴を教えていただけますか。

スイス産の3種類は全く味が異なります。プレーンタイプ、マッシュルーム&ガーリック、トマトとなっているので、全く異なる味です。

北海道産のプレーンタイプは、スイス産のものに比べるとあっさりしています。スイス産の方がコクがあります。北海道産ブルーチーズになると、また塩味も強いですし、独特の風味が強くなります。

Q.スイス産、北海道産どちらのチーズフォンデュが人気ですか?

お客様に人気があるのはスイス産のプレーンタイプですね。初めていらっしゃるお客様にもこちらをオススメしています。

北海道産のチーズを選ばれる方は観光客の方が多いですね。北海道といえばチーズというイメージをお持ちの方も多いので、観光の方は迷わず北海道チーズを選択される傾向があります。

Q.スイス産のチーズにはやはりこだわりがあるのですか。

そうですね。本場スイス産のグリュイエールチーズを仕入れて使っています。スイス産のグリュイエールチーズを100%使っているお店は北海道に他にないと思います。

Q.スイス産のチーズには他の地域と比べて違いや特徴はありますか。

フランスでもイタリアでもたくさんチーズは作られていますし、チーズフォンデュという食べ方はどこでもされています。その国その国の、町のチーズを使っているのでやはり味が全然異なります。その中でもチーズフォンデュの本場の中でも本場であるスイス産に当店ではこだわっています。

写真で2人前。パンが多いのが嬉しい

Q.チーズフォンデュを作る上でのこだわりのポイントを教えてください。

プレーンタイプはグリュイエールチーズを2種類使っていて、どちらもスイス産です。
コクの強いチーズがメインなんですけれども、そこにさらにコクのあるグリュイエールチーズを少しだけ入れています。プラスすることでさらに風味が豊かになるようにしていますね。

Q.そのひと手間で風味や味わいは大きく変わりますか?

変わりますね。コクが少しプラスされますし、味わいの変化が大きいと思います。

Q.トマトのチーズフォンデュがなかなかイメージを持てなかったのですが、どのような感じですか。

ちょっとあっさりしたピザみたいな感じですね。トマトピューレを入れて、ちょっとニンニクも入れて。酸味もあるので、食べやすく女性のお客様に比較的人気です。

Q.北海道産チーズフォンデュで冨田ファームさんのチーズを使い始めたきっかけはありますか?

オーナーがもともと繋がりがあって、使い始めたというところですね。
実際、私も冨田ファームを見学させていただいて、チーズだけでなく牛を育てるところからのこだわりが大変強い印象があります。
原料となる牛乳も飲ませていただいたんですが、ちょっと別格でしたね。
やはり納品されるチーズも良いものを持ってきていただいます。

Q.最後にお店のおすすめポイントがあれば教えてください。

スイスのワインを扱っているところが珍しいと思います。
スイスのチーズとやはりスイス産のワインとの相性ばっちりです。

あとは今、テイクアウトでチーズフォンデュのセットを販売しています。
普通のお鍋で作ることができますので、お店の味をご家庭で味わえます。フライパンでもなんでもできるので、本当に気軽に作ることができますね。
レンジでチンするタイプではなく、チーズを白ワインで溶かしながら作る本格的な作り方になっているんですが、お店の味にかなり近いのでオススメですね。

*プレーンタイプのチーズフォンデュを試食させていただきました!

本場スイスより美味しいと言われるチーズフォンデュ

チーズのコクがとても強いです!「濃厚」なチーズフォンデュでした。
具材はオーソドックスに温野菜とパン。どれもチーズとの相性バッチリです。
他のタイプのチーズフォンデュもぜひ食べてみたくなりました。

老舗のチーズフォンデュは別格のチーズの濃さでした。
チーズを食べている感がとても強いのでチーズ好きにはたまらないでしょう。
すすきの駅からすぐの好立地ですので、気軽に訪れてみてはどうでしょうか?

関連記事

特集記事

TOP