イタリアチーズの王様と言われるパルミジャーノレッジャーノ。どんなチーズ?どうやって食べるの?

チーズを知る

皆さんにも馴染み深い粉チーズでパルメザンチーズと呼ばれるものを聞いたことがある人もいらっしゃるのではないかと思います。実はパルメザンチーズの元になったチーズが、こちらのパルミジャーノレッジャーノと言われています。

 

今回はそんな、イタリアチーズの王様とも言われる貴重なチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

 

目次
1. パルミジャーノレッジャーノの特徴
2. パルミジャーノレッジャーノの持つ歴史と文化
3. パルミジャーノレッジャーノの美味しい食べ方
4. まとめ

 

1. パルミジャーノ・レッジャーノの特徴

パルミジャーノ・レッジャーノは非常に人気の高いハードタイプのチーズです。そのため、似たようなチーズとしてパルメザンチーズというものが世界各国で作られて来ました。一般的な熟成期間は2年〜3年となっていてとても長く、旨味が強いのが特徴です。熟成の進行に伴い、アミノ酸の結晶ができて、白い粉のようなものができ、ジャリジャリとした食感を生み出します。

 

とても厳格な定義が定められており、この基準に少しでも則っていない場合は、パルミジャーノレッジャーノを名乗ることができません。この厳選な基準が存在することが、パルミジャーノレッジャーノをイタリアチーズの王様たらしめる要因の一つとなっているのです。

 

2. パルミジャーノ・レッジャーノの持つ歴史と文化

パルミジャーノレッジャーノの歴史は900年も前に遡るそうです。このチーズは、原産地名称保護(DOP)のもと、作成できる場所が定められており、イタリア北部の一部の地域でしか、作ることができません。また場所に関する制限のみではなく、作り方にも上記の通り様々な基準があります。

パルミジャーノレッジャーノはイタリアチーズの王様と言われていることもあり、とても貴重で高価に取引されます。しかし、熟成にとても時間がかかるパルミジャーノレッジャーノを制作する間、製作者は収入が入らなくなってしまいます。これでは、伝統的な産業を守ることができないということで、イタリアでは、チーズ販売で見込まれる金額から算出された額の融資を受けることができるそうです。

パルミジャーノレッジャーノはただの美味しいチーズというわけではなく、イタリアで、守られる文化として大切にされてきたことが伺えます。

画像:パルミジャーノレッジャーノの認定の刻印がされたチーズ

パルミジャーノレッジャーノの認定の刻印がされたチーズ

 

3. パルミジャーノ・レッジャーノの美味しい食べ方

I. 削ってかけることで様々な料理のアクセントに!

少量でも旨味の強いチーズですので、どのような料理にもアクセントとして合わせることができます。メジャーなものでいうと、サラダやパスタにかけて食べるのが有名です。他に、スープや肉料理などにかけてもとても美味しく食べることができます。

画像:パルミジャーノレッジャーノをのせたパスタ

削ったパルミジャーノレッジャーノがのせられている

 

II. だしをとってスープのレベルを1段上げる

パルミジャーノレッジャーノには外皮の硬い部分があります。このような部分は食べられないと思われがちですが、高価で貴重なパルミジャーノレッジャーノをそのまま捨てるなんてもったいないです。スープに入れることで、だしを取ることができます。チーズの旨味を感じられる、1段美味しいスープの出来上がりです。ぜひ、色々と調べて食べてみてください。

 

III. お酒のおつまみに

簡単に、ハードなパルミジャーノレッジャーノを割ったものにバルサミコ酢を垂らすだけで、高級なおつまみに早変わりします。また、先程お伝えした外皮も火を通すことでパリッとしたお菓子のようになるようです。

 

4. まとめ

どんなものにも合わせることができる、イタリアチーズの王様「パルミジャーノレッジャーノ」。高価なチーズであるため、なかなか手にすることは難しいですが、通販などでも購入することが可能です。

もし手にする機会がありましたら、外皮などまで無駄なく食べられますので、いろいろな食べ方で味わってみてください。

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