チーズの種類を聞かれた時に、多くの人が思い浮かべるチーズの中にモッツァレラチーズがあります。日本では特に有名であり、モッツァレラチーズゲームというゲームがあるほどです。しかし、それはどんなチーズかと言われると、正確に答えられる人はあまりいらっしゃらないかもしれません。
今回は、そんなモッツァレラチーズの特徴、歴史、モッツァレラチーズを使った料理などをご紹介したいと思います‼︎
目次
1.モッツァレラチーズの特徴
2.モッツァレラチーズの持つ歴史と文化
3.モッツァレラチーズを用いた主な料理
4.まとめ
1.モッツァレラチーズの特徴
モッツァレラチーズとは、牛や水牛から採れるミルクを原料として製造される、「つきたてのお餅みたい」と形容される弾力のあるチーズのことです。ピザにトッピングされるチーズとしても有名であり、加熱するとよく伸びるという性質を持っています。癖があまりなく、ミルクの優しい甘みと酸味を味わうことができ、世界中で愛されています。
モッツァレラチーズは熟成を必要としておらず、フレッシュチーズというカテゴリに分類されます。フレッシュチーズに分類されるものとして「マスカルポーネチーズ」、「クリームチーズ」などが挙げられます。
2.モッツァレラチーズの持つ歴史と文化
モッツァレラチーズはイタリアの南西部にあるカンパーニュ地方に起源があるとされています。水牛乳から製造されており、イタリア語で「ちぎる」という意味を持つモッツァーレという言葉が由来となっています。それは、モッツァレラチーズは固形の乳に熱湯を注ぎ、練り上げて引きちぎることで整形するパスタフィラータ製法という方法で製造されるためです。
近年の日本ではさまざまな飲食店やご家庭でモッツァレラチーズが食べられていますが、昔からそうだったというわけではありません。チーズそのものが日本に入ってきたのは、江戸時代が初めだったそうです。当時は生鮮食品ということもあり、超高級な品でした。明治時代になり、文明開化によってチーズが知られるようになりましたが、牛乳自体が貴重な上に、匂いや味にも特徴があるため、戦争時の食糧難でチーズの文化は廃れました。
実際に広く普及したのはバブルの時期。日本で高級な商品が売れるようになり、ワインが親しまれるようになりました。ワインの消費が多い国の中で、日付変更線に近くボジョレーヌーヴォーがいち早く楽しめるということで日本のワインブームに拍車をかけました。それに伴いチーズが徐々に人気になり、ヨーロッパの味が日本に入る中で、イタリアンのブームが起こり、モッツァレラチーズが親しまれるようになりました。
3.モッツァレラチーズが用いられた料理
I. ピザ マルゲリータ
紹介するまでも無いほどに有名な料理です。薄く伸ばした小麦粉の生地にトマトベースのソースとモッツァレラチーズをのせ、さらにお好みでトッピングを加えて焼き上げます。さまざまなレシピがありますので、是非検索して作ってみてください。
II. アリゴ
アリゴとは、すり潰したペースト上のじゃがいもとチーズをよく混ぜ合わせて作る、フランスの郷土料理です。パンにつけたりのせたりして伸びるチーズの味と食感を楽しむことができます。材料も簡単ですので、是非作ってみてください。
III. カプレーゼ
モッツァレラチーズそのものの味わいを楽しめるのがカプレーゼ。調味料の他にはトマトとバジルとモッツァレラチーズのみで作ることができる上に、見た目も華やか。ワインと一緒におつまみとして食べるのもおすすめです。
4.まとめ
日本のモッツァレラチーズの歴史はそれほど深いわけでは無いですが、現在多くの人に愛されており、ピザやグラタンなどに用いられることからも、私たちの生活に欠かすことのできないチーズの一つであるということができます。
さまざまな美味しいチーズ料理と一緒に、モッツァレラチーズやその他のチーズを楽しみましょう。
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